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zoom RSS 同じ土俵に乗らない by 稲角尚子

<<   作成日時 : 2017/06/05 17:25   >>

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あこがれの信州暮らし その158(2017年5、6月)

 同じ土俵に乗らない

 稲角尚子

  朝の気温は10℃を切ってまたまたストーブをつけたくなったくらいなのに、日中は30℃を超えるような暑さ・・・日較差が大きい信州の特徴的な気候に、翻弄させられます。毎日、小まめに天気予報をチェックしながら対策をたてないと、簡単に風邪を引いてしまいますからね。

 2月下旬に住み慣れた地を離れて新生活を始めた義母のお世話に明け暮れているうちに、はや3ヶ月。何といっても、高齢(83才)の義母の転居ですからね。新しい生活がスムーズに進むように、なんやかやお世話が必要なんです。それに加え、それまで義母が住んでいた自宅の売却手続きも、私たち夫婦が担っております。自慢じゃないですが、私たち夫婦の人生最高値の買い物は中古の車。家やマンションなど、桁の違う買い物の経験は皆無です。それなのに、その私たちが親の代わりに家を売却するなんて! ところが、これがまた予想以上の煩雑さ。まず、土地が亡き義父の名義のままになっていたことが判明。さらに相当古い家のせいか、建物の登記がなされていなかったことも判明しました。ひぇ〜〜! 売却以前に、土地の名義を義母に移し、建物も義母の名前で登記しなければなりません。

 地方法務局に電話相談しましたら、「これだけ込み入った話だと、素人では無理です。沢山の書類が必要になりますし、司法書士さんにお願いした方がいいですよ」と言われました。こんな風に言われると、私の負けず嫌い魂に火が付きます。自分の(自分のじゃないけど)家や土地の登記や所有権の移転を、自分で(自分のじゃないけど)できなくてどうする! ・・・で、やりましたとも! 法務局のホームページを熟読し、あらゆる書類を取り揃え、遺産分割協議書や相続関係説明図、(息子である)私のパートナーが手続きを代行するための委任状を作成し、課税価格や登録免許税を計算し・・・登記申請書を仕上げました。建物の表題登記や隣家との境界確定に関しては土地家屋調査士の方のお力をお借りせざるを得ませんでしたが、私たちでやれることは最大限やりました。土地の所有権移転と建物の所有権保存、それぞれの登記完了証と登記識別情報通知を手にした時には、二人で「よくやったよね!」と何度も言い合いました。

 そんなこんなで私たちがアタフタしている間に、世の中きな臭いことになってるんですね。あっちこっちの「自国ファースト」の指導者のもとで、いつの間に世界は威嚇合戦になったのか? その上、ミサイルまでホンマに飛んできかねない勢いになっているだなんて!
 
 かの国の若き指導者を思い浮かべるたびに、子どもらの思春期を思い出します。子育てにおいて最も大事なことは、(実際はとても難しいんですが) 「同じ土俵に乗らない」ということでした。状況がエスカレートするだけで、ロクなことはないからです。森田ゆり著『しつけと体罰』(童話館出版)は、感情にまかせて相手を屈服させることがいかに危険か、怒りが増幅して暴力に歯止めがかからなくなりがちか、ということをわかりやすく語っています。親による「しつけ」という名の暴力も、国家間の「戦争」という名の暴力も、問題の根本的解決には程遠い点で酷似しています。体罰の問題性と、体罰に代わるしつけの方法が具体的に書かれているこの本を、「毅然とした具体的な対応を」と声を張り上げる政府に届けたい。

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